私とキスと横恋慕。




桐山は今頃何をしているだろう。


卒業式が終わった直後にすぐ帰っちゃったからなー。


家で寝っ転がりながらテレビでも見てるんだろうか。


親父っぽい…。



自然と頬が緩んだ

その時-



「沙々?」


ドキーッ


顔をあげると、そこには御岡くんが立っていた。



一瞬…桐山かと思った。



「みっ、御岡くん!久しぶり!」


「久しぶり…。元気だった?」


「うん!御岡くんは?」


「元気…だよ。」



御岡くんは弱々しく笑った。


ん?

なんか様子が変…。






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