私とキスと横恋慕。
「御岡くん…?」
「あれ以来桐山とはどうなの?」
『あれ』というのは御岡くんと美羽、そして桐山と一緒に行った遊園地のことだろう。
「それが実はさ、お恥ずかしいのですが…我々付き合うことになりまして…。」
「そう…なの?」
「うん。それもこれも御岡くんのお陰でございます。
ありがとう。」
その一瞬、御岡くんは私から目を反らした。
「??」
私が御岡くんの方に一歩足を踏み出した瞬間、
突然私と御岡くんの間に人が割り込んできた。
何!?
誰…「っうっ…」
お腹に強い衝撃が加わり、私はそこで意識を手放した。