私とキスと横恋慕。

「今すぐ東高校に来い。」


そう一方的に言うと、飯島という男は電話を切った。



「桐山に…何するの…。」


「んー？そうだな。まずは気が済むまで殴って、そんであいつの目の前でお前のこと犯してやる。

フッハハ…あいつの顔、きっと傑作だぜ。」


「…………」


「今から楽しみだぜ。」


「…嫌。」


「あ？」


「やだ…。桐山のこと傷つけないで！」


「はぁ？何偉そうなこと言ってんだ。」


「御岡くん！御岡くんっ…お願い！桐山がここに来るの止めて！」


「言ったろ。御岡は俺らの仲間なの。」


「お願いっ…御岡くん……」



人垣で姿も見えない御岡くんに懇願するも、誰かが動いた気配はなかった。



私の目の前が真っ黒になっていった。