私とキスと横恋慕。
***
目を覚ますと、そこには白い天井が広がっていた。
ここ、どこ…?
体をゆっくりと起こし、自分を取り巻くカーテンをどけると、そこが学校の保健室であることがわかった。
「目、覚めた?」
「え…」
どうして…
桐山がいるの??
「お前倒れたんだよ。」
「えっ…」
倒れた?
ああ、そうだ。
あのとき、目の前が真っ暗になって…
やば…
こんなことで倒れるなんて…
自分が倒れて初めて、とてつもないストレスのなか生活していたことがわかった。
情けないな…。
「…おい、松永」
「っえ!?」
「さっきから話しかけてんだけど。」
「ご、ごめん…」
「松永」か…
倒れたあとに堪えるなぁ…