私とキスと横恋慕。
「んっ…」
驚きで目を開けると、目の前には桐山の顔があった。
やっぱり…キスしてる…!?
なんで?
桐山は、もう私のこと好きじゃないんじゃ…
胸ぐらを掴みあげられ、背伸びしながら何度もキスをされる。
まるで何かが爆発したみたいに、
桐山は私にキスしつづけた。
幸せだ。
キスなんておろか、二度と桐山に触れられないと思っていたのに…。
私は幸せで溶けてしまいそうだった。
顔から発熱して、頭の先から溶けていくいイメージが頭を占めた。
私の足にはどんどん力が入らなくなっていき、ベッドの上にへたりこんだ。
桐山はもう私の胸ぐらを離していた。
それでも桐山はキスをやめない。
私も、それを受け入れていた。