私とキスと横恋慕。



始まりは一方的なキスだった。

辛くて切なくて、苦しい横恋慕もした。

不良のケンカが原因で別れたこともあった。


でも最初から最後まで私の気持ちは変わらなかったよ。


好き。


私にとって、景に出会えたことは
冬を彩って
夢を描かせて
代えがたい居場所を作った。


景、私たちこれからどうなるかな。

今が楽しくて進路を考えるのは嫌だったけど、
そんなの浅い考えだった。

私たちの未来を考えたら、今の幸せなんて小さいものかもしれない。


一緒に暮らして、就職して、
結婚して、働いて、子供もできて。

また色々いざこざがあるかもしれないけど、
それすらも楽しみで仕方ない。


そうして最後は永久(トワ)の恋をしたまま、
景と一緒に老いて、死んでいく。





さて景くん。
未来の話をしましょうか。

手が届く小さな幸せの話でいいの。

私にとっての君のように、
君にとっての私が冬のようならいい。

温かくて、ほっとして、名残惜しい、
そんな人間として

君の傍らで生きていきたいです。






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END
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