私とキスと横恋慕。
「な、何…」
距離…近い…。
同棲を始めた今でもいまだにドキドキするって、
私っておかしいのかな。
「看護の短大って男いんの?」
「いや。
うちの短大はクラスに一桁くらいしかいないって…」
「へぇ~」
景は私の瞳を覗きこんで、真意を探る。
それに伴って、私の鼓動も速度を速めた。
「変なサークルの勧誘とかには気を付けろよ。」
そう言って、にっこりと笑うと、
景は非常に自然にキスをした。
私はドキドキしてキュンキュンして、色々大慌てなのに、
景は何事もなかったかのように
「便所、便所~」
なんて言いながらトイレに行ってしまった。
私と景の温度差!!
なんだかな~。
相変わらず考えてることが分からないな…
まぁ私を好きでいてくれてるっていうのは分かるけど…。
ひとまず入学式!
友達作れるように頑張るぞ…!