私とキスと横恋慕。
私と涙とサヨナラ




翌日-―



やはり桐山は朝から私を「沙々」と呼ぶ。


変で、ちょっとコンプレックスだったこの名前も、

桐山が呼ぶと綺麗に聴こえる。




でも、そんな呑気なことを考えている場合じゃなかった。


私が桐山と仲良くなるごとに

美羽が傷ついていくのを忘れてはいけなかったのに…。





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