私とキスと横恋慕。




「いったいな!もう!

離せよ!」


「お前はどうせぼっちクリスマスだろ?」



桐山のせいなのに…!



「へっ、そんなことないもんねー」


一瞬、桐山の手の力が緩まった。


「へぇ~、こんなガキの相手してくれる物好きいたんだ。」


「失礼なやつだな。」


「アッハハ…仲良いね!なんか桐山くんと沙々って…」




し、しまった。

美羽の前で仲良くしすぎたかな…。




「兄妹みたい!!」



「っへ?」


兄妹?


「こんなミジンコが妹なんて絶対やだね。」


「わ、私だって!こんな不良…!」



美羽はまた楽しそうに笑った。





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