幸せな思い出
secret1
カツカツ…
夜の道鳴り響くヒールの音
車通りが少ないから余計響く
まだ時間は22時…
自分でもこの家選んだのが馬鹿
バス停から15分もかかる
車通りも少ない道を抜ければ着く
いつもなら普通の道なのに変な違和感
珍しく一台の車が真横をとお……?
えっなに止まった!!!!?
心臓がバクバクしながら早歩き
ガシッ 腕を掴まれた
「ねえねえ?一人危なくない?」
「ひぃぃ……んっんっ」
声にすら出ない恐怖……
その顔が楽しいのか笑う男
車の中にも男が何人かいる
無理矢理引きずられる
ダメだ……終わった。
< 1 / 67 >