奏で桜
息が途切れ途切れとなり、
湿気を含んだマスクの触感も、
靴の中に入ってくる雪片の遺骸も、
たまらなく気持ちが悪い。
進もうとするが、全身がふらついて
上手く歩けない。
呼吸も酸素が心臓まで行き届いて
いないようで苦しい。
僕は仕方がないのでその場で少し休憩を
取ろうと考えた。
…が、しかし、それは失策であった。
湿気を含んだマスクの触感も、
靴の中に入ってくる雪片の遺骸も、
たまらなく気持ちが悪い。
進もうとするが、全身がふらついて
上手く歩けない。
呼吸も酸素が心臓まで行き届いて
いないようで苦しい。
僕は仕方がないのでその場で少し休憩を
取ろうと考えた。
…が、しかし、それは失策であった。