いつだって僕らは〜めぐり逢えた〜
私の学校での『日常』②
「キョウと瑛の奴、また、やってるのか。懲りない奴らだな。」
そう言いながら、生徒の前だというのに、煙草を吸い、悠々としている先生は、『高階相馬【たかしなそうま】』。
『高階センセイ』は、『氷室センセイ』の中学時代からの同級生で『大親友』らしい。
花輪さんが、高階センセイに、
「先生!!そんなこと言ってないで、早く止めて下さい!!」
必死の形相で訴えた。
だが、高階センセイの答えは、
「悪いけど、あの中に入るのは無理だよ。俺、殺されちまうよ。」
そう言って、肩をすくめると、にっこり笑った。
その『笑顔』が『あの人』と重なる。
私は、高階センセイにドキドキしていた。
すると、花輪さんは、
「先生!!それでも、『男』なんですか!?情けない人ですね!!」
情け容赦なく、ピシリッとそう言った。
高階センセイは、
「情けなくて結構。俺は『面倒』に巻き込まれるのはゴメンだ。」
そう言うと、白衣をヒラリッとひるがえし、化学室のほうへと消えて行った。
「何て、『無責任極まりない先生』なの!!」
花輪さんは、憤慨していた。
私はというと、実は、『初恋のお兄ちゃん』が高階センセイではないかと思っていたのだった。
そう言いながら、生徒の前だというのに、煙草を吸い、悠々としている先生は、『高階相馬【たかしなそうま】』。
『高階センセイ』は、『氷室センセイ』の中学時代からの同級生で『大親友』らしい。
花輪さんが、高階センセイに、
「先生!!そんなこと言ってないで、早く止めて下さい!!」
必死の形相で訴えた。
だが、高階センセイの答えは、
「悪いけど、あの中に入るのは無理だよ。俺、殺されちまうよ。」
そう言って、肩をすくめると、にっこり笑った。
その『笑顔』が『あの人』と重なる。
私は、高階センセイにドキドキしていた。
すると、花輪さんは、
「先生!!それでも、『男』なんですか!?情けない人ですね!!」
情け容赦なく、ピシリッとそう言った。
高階センセイは、
「情けなくて結構。俺は『面倒』に巻き込まれるのはゴメンだ。」
そう言うと、白衣をヒラリッとひるがえし、化学室のほうへと消えて行った。
「何て、『無責任極まりない先生』なの!!」
花輪さんは、憤慨していた。
私はというと、実は、『初恋のお兄ちゃん』が高階センセイではないかと思っていたのだった。