愛を探して・・
✡✡彰サイド②
彰‥‥サイド
俺は、今日から北海道だったが
先日の公美の告白に、動揺して
梨乃にその事を伝え忘れていたから
電話をした。
電話にでた梨乃は、なぜか
いつもと違っていたが
かまわず、俺は北海道の話をした。
すると、裏切りとか、奥さまとか
愛人とか、言い出した。
それに、会いに来た、と。
公美か?
きっと、公美だ。
あいつは、なぜ、梨乃の事を知ったのか?
あいつは、先手をうったんだ。
まさか·····うちにも‥‥
俺は、すぐに、家に電話した。
すると‥‥‥母親が、
「あっ、彰?
無事に、北海道についたの?
あなた、彼女いるなら
なんで言わないの?
その上、妊娠しているって
お父さんとびっくりしたのよ。
貴女は、まだ若いけど
彼女は、適齢期だし
ご両親もとても、喜んでくれている
みたいで、それに、いい人じゃない。
気さくて‥‥。
帰ってきたら、きちんと紹介してね。」
と、言って母親は、電話を切った。
俺は、愕然としたが‥‥
俺は、梨乃と別れて公美と
付き合ってもいいと
思っていた。
梨乃は、俺にとっては高嶺の花で
いつも自分を高くおいておく
所があった。
それは、梨乃が作ってるのではなく
俺が、勝手にしていただけだが‥‥
公美の前では、素の自分でいれて
楽だったから‥‥
仕方ないのかな。
もう、回りから固められて
でも、梨乃を傷つけたな。
と、思いながら、公美に電話した。