愛を探して・・
✡✡奥様の妊娠
達哉さんから、
「綾が、妊娠したんだ
でも、もう無理だ。
綾とは、一緒にいれない。
梨乃、俺、離婚する。
産まれてくる子供には
責任をもつ。
マスターから、一軒店を任された
そっちにうつるつもりだ。
梨乃、俺と一緒に行って欲しい。」
と、言われたが····
「えっ、なんで?なんで妊娠してるの?
愛情なくても、抱けるの?
愛情あるから、抱いたんでしょ?
行かない!!行けるわけない!!!
貴方は、奥さんと子供を守らないと。」
と、言って離れようとしたら
達哉さんに抱き締められて
達哉さんの腕の中で、
必死に暴れた。
その時
達哉さんの体が私から離れて倒れた。
私が顔をあげると
なぜか、彰さんが肩で息をしながら
達哉さんと殴りあっていた。
達哉さんは、昔やんちゃしてたから
喧嘩は、めっぽう強くて
直ぐに、彰さんはボロボロになり
倒れてしまった。
私は、彰さんをかばい
達哉さんに、
「達哉さん、帰って。
帰って下さい。
騒ぎになると大変ですから。」
と、言い
動かない達哉さんを置いて
彰さんを彰さんの車に連れていき
彰さんを家に送ることにした。
達哉さんが気になるが
今は一緒にいない方が良い。
私は、彰さんに
自宅の道を訊ねながら
「なぜ、あの場所にいたのですか?」
と。
奥さんが、赤ちゃんを産み
病院の帰りだったみたいで
男と女が、言い合っているのが
見えたら、梨乃だったから
思わず体が動いた。
「お前、なにやってるの?」
「彰さんには、関係ない。」
家に着いて、治療してから
帰るつもりだったが
達哉さんから電話があって
話していたら、彰さんが
切れて‥‥‥
私を無理矢理抱いた。
泣いて、やめるように頼んだが
聞き入れては、くれなかった。
行為が終わり
やっと私から離れた彰さん。
私は、ボロボロになりながら
やっと服を着て、彰さんの家をでて
タクシーで帰った。
彰さんは、こちらをみることは
なかった。