愛を探して・・

✡✡ママの元へ


途中で、ママの好きな紅茶とりんごを
買ってお墓にもって行った。

その時、一緒に
小さな果物ナイフを買った。

その間、私の携帯には、
幸から何度も電話がかかっていた。

私は‥‥電話にでれなかった。

夕方になり
社長からも電話があった。

暫くすると、また、電話がなった。

りんごをむいて、ママのお墓に
紅茶と一緒に置いて
「ママ、私は、どうしたらいいの?

この子を育てて行く自信はないの。
かといって、この子だけを
殺すなんて、出来ない。

私、ママの所にこの子と
行ってもいい?
一緒に育ててくれる?」

私は‥果物ナイフを‥
  ‥‥‥‥手首にあて‥‥
       ‥‥‥‥ひいた‥‥

「ママ‥‥ママ‥‥」

その時、携帯がなったのか
私は、無意識にとったみたいで

「おい?月島?お前、今どこだ?」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「月島?月島!!どうした?」
「‥‥‥‥‥しゃ‥ちょう‥?‥」
「月島?月島!!」

俺は、直ぐに警察に連絡して
警察のGPSを使って
月島の居場所を探して貰った。

俺は、その場所に
警察と村上と行った。

そこは、墓で
手分けして、探すと
月島と彫ってあるお墓の前に
黒いものが見えた。
「月島?月島!!」
抱き上げると
手がだらんとなり、
下には血だまりができていた。

「バカが!!
春樹!車を回せ」

春樹は、駆けつけて
月島の手首を止血して
警察に話し、近場の病院をきき
病院についたら、連絡すると
言った。

俺は、月島を抱いたまま後部座席に乗り
春樹の運転で病院に入った。

警察から連絡が入っていたのか
直ぐに対応してくれた。
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