愛を探して・・
✡✡祖母に伝える
梨乃が、寝てから
俺は、祖母に連絡した。
「ばあちゃん、俺だ。
いま、話せる?」
「大丈夫よ、お爺さんは、出掛けてるから。」
「ばあちゃん、俺、結婚するから
もうすぐ、子供もできるんだ。
彼女が、怪我をして
今日意識が戻ったんだ。
明日籍をいれるつもりだ。
俺は、大賀の財産とかは要らないから
放棄の手続きをする。
それと、親父にも邪魔されたくないし
彼女に何か会っても嫌だから
そちらの手続きもする。
ばあちゃんにだけは、知らせとく。」
「英志の好きなようにやるといいよ。
私は、反対しないから。
貴方に愛する人ができて良かった。
いつか、会わせてね。」
「ああ、あってやってくれ
可愛い奴だから。」
「うふふっ、英志がね。」
と、言って電話を切り
村上さんに、話をして
早急に書類を用意してもらった。
出来次第、親父に届けて
書名と印鑑をもらう。
俺にも梨乃にも、子供にも近づかない
ようにも、一筆入れてある。
春樹にも、話して
婚姻届けを貰ってきてもらい
証明人欄には、春樹にサインしてもらい
梨乃の方は、幸さんに書いてもらい
明日提出して、母子手帳を
貰うつもりだ。
俺は、梨乃と会社を守るためなら
どんなことでもする。
俺は、上着を脱いで
梨乃のベットに入り
梨乃を抱き締めて眠りについた。
それにしても
梨乃は、俺をすんなり
受け入れてくれたのが
不思議だった。