愛を探して・・
✡✡引っ越し
梨乃から、検査の結果を聞かされて
ほっとした。
リハビリも、そんなにかからず
復帰出来るだろう。
だが、赤ん坊の体重増加は
少し時間かかると思うが
日に日に元気になる
梨乃を見ていると
嬉しくなる。
「なあ、梨乃、入籍したし
お前のマンションのもの
引っ越していいか?
俺のマンションに。
お義父さんには、許可をもらっている。」
と、言う英志。
梨乃は、幸の顔を見ると
幸が、頷いたから
「ごめんね、私が出来なくて
幸が、わかると思うから
お願いしていいですか?」
「では、幸さんと打ち合わせをして
引っ越しをする。
それからマンションは、解約するぞ。」
と、言うから
「はい、お願いします。
でも、これで‥‥私の返品は出来ませんよ。」
と、言うと
「ああ、願ったりだ。」
と、英志が言うから、
三人で笑った。
「それと、社内と会社関係各所に
結婚の報告をしなければいけないから
写真を撮りたい。
明日、幸さんと俺が選んだ
ウェデイングドレスをきて
俺と写真撮ってくれるか?」
と、英志が言うと
「本当に?嬉しいっ。
ありがとう。」
と、喜ぶ梨乃に
「梨乃が、着たい
ウェデイングドレスは、
本当の挙式で着たら良いからな。」
と、英志
「いいよ。そんな何回もしなくて
明日、パパやお兄ちゃん、沙弥ちゃん
薫ちゃんにも来てもらえば。」
「わかった。
それに、俺のばあちゃんにも
会ってくれるか?」
「えっ、お婆様?
もちろん、お会いしたい。
明日、楽しみ。」
二人の会話を聞きながら春樹は、
梨乃さんは本当に優しく、可愛い人で
この数日で、身をもってわかって
春樹は、梨乃を慕うように
なっていた。