愛を探して・・
✡✡英志の生い立ち
今日も、英志が病室に泊まった。
「英志さん、体大丈夫?
私は、一人でも大丈夫だから
お家で、ゆっくり寝た方が
良いんじゃない?」
と、心配で言うと
「無理。
帰っても梨乃いないし。
俺が、いたら邪魔か?」
と、逆に言われて
「そんなことない。
私は、一緒にいてくれて嬉しいけど
英志さんが、疲れないか
心配なだけだよ。」
と、気持ちを伝えると
「ありがとう。心配してくれて。
だがな、俺は、梨乃の側にいたいから
梨乃が、いないと眠れないし。」
と、言うと
「うふふっ、ありがとう。」
と、笑顔を見せる梨乃に
今日も、沢山キスをすると
真っ赤になる梨乃
英志は、ククッと笑いながら
梨乃を抱き締めて横になった。
「梨乃、俺の家の話を聞いてくれるか?」
「うん、聞かせて。」
英志は、祖父の話し
両親の話し、父親と後妻の話し
腹違いの弟の話しをした。
梨乃は、涙を拭きながら
話を聞いて
英志を抱き締めた。
英志は、梨乃の胸元に抱かれて
「英志さん、もう一人じゃない
私、ずっといるから
ずっと、英志さんといる。
あなたの事をきっと愛しているの。」
「ああ、梨乃ありがとう。
俺を愛してくれてありがとう。
こんな、冷酷無比な俺と
生きてくれてありがとう。」
「英志さん
好きよ、大好き。」
「ああ、俺も愛している。」
と、言って
梨乃の唇を舐めてから
キスをして、梨乃の舌を絡めて
舌を吸い上げて
濃厚なキスを繰り返し行った。
「梨乃、抱きたいけど
今日は、我慢するが
明日は、病室で抱く。」
「うん、私も英志さんに
触りたい、触ってほしい。」
と、言って、
お互いのおでこをつけながら、
キスを繰り返し
眠りについた。