愛を探して・・
✡✡出産
目が覚めると
梨乃は、やはり英志に抱き締められて、
寝ていた。
梨乃は、英志に抱かれて
幸せだった。
心から英志が好きだと思い
英志の胸に頬を寄せると
英志が、ギュッと抱き締めてきた。
「目が、覚めたのか?」
「うん、起こしてごめんね。
英志さん、私すごく幸せ。」
と、言うと
「俺も、幸せだ。
でも、もっと、もっと
梨乃を幸せにしてやるよ。」
と、言うから
梨乃は、にっこり笑った。
梨乃は、やはり
赤ん坊の成長が急激には、
変わらなかったため
お産までは、入院することになり‥‥‥‥
それから、暫くして出産した。
俺は、出産に立ち会った。
はじめての感動だった。
赤ん坊は、男の子で
若干小さいが、元気に生まれてきた。
看護士が
「はい、パパとママですよ。」
って、梨乃の胸に赤ん坊を
置いてくれた。
梨乃は、泣きながら
「生まれてきてくれて
ありがとう。ママのせいで
小さくてごめんね。」
と、言っていた。
俺は、
「梨乃、お疲れ様。」
と、梨乃にキスをした。
梨乃は、俺の顔をみて笑った。
「それと、チビすけの名前だが
大賀 英梨也(おおがえりや)だ。
どうだ?」
「えりや?えり君だね。
可愛いね、私と英志さん字が入ってる
ありがとう。」
英梨也は、新生児室で
皆に対面した。
皆、無事に生まれたことに
感謝してくれた。
ばあちゃんも見に来てくれた。
瞳は、梨乃にほどではないが
薄く紫色をしていた。
俺は、それがなにより嬉しかった。
英梨也は、俺の子だ。