愛を探して・・
彰夫婦も
梨乃と英梨也の雑誌を良く
目にするようになっていた。
彰は、自分の血の繋がった
我が子だが、
なぜか遠くて、
他人のようだった。
達哉も、雑誌を見て
梨乃が、結婚して子供が出来た
と、知った。
梨乃の内情は何も知らない‥‥
達哉も、女の子が産まれて
綾とも少しずつ
夫婦らしくなっていた。
そんな、各々の思いも知らずに
梨乃は、英志と英梨也と
幸せに暮らしていた。
英梨也も、三歳になり
幼稚園に通い始め
モデルの仕事と
頑張っていた。
そんな中
梨乃は、体調が悪く
もしかして‥‥と思った。
英梨也を産んだ病院に行った。
先生は、覚えてくれていて
「大賀さん、元気になりましたね。
良かったですね。」
と、言ってもらいながら
診察をすると
「おめでとうございます。
いま、妊娠二ヶ月ですよ。
今度は、お腹の成長を味わいながら
妊婦生活を楽しんでいきましょうね。」
と、言ってもらえた。
「先生、ありがとうございます。
一生懸命、頑張ります。」
「次回は、母子手帳お願いします。」
「はい、わかりました。」
と、言って帰り、英梨也を
迎えに行った。
その日、英志が帰宅して
くつろい出るときに話した。