愛を探して・・

次の日の朝
英梨也に
「おはよう、英梨也。」
「おはよう、ママ。」
「あのね、ママのお腹の中に
英梨也の妹か弟がいるの?」
「ええっ、本当?
     やった~‼」
「喜んでくれるの?」
「う~ん、だって、マークンにも
さっちゃんにも、弟、妹が
いるんだよ。僕も欲しかったの。」
「ありがとう、良かった。
   でも、もう少し待ってね。」
「うん、楽しみだな。
あっ、パパ、おはよう。
あのね、あのね、僕に弟か妹が
出来たんだよ。
楽しみだな、僕。」
「そうか、良かったな。
英梨也は、お兄ちゃんに
なるんだから、下の子を守るんだぞ。」
と、言った。
「うん、僕、パパみたいに
強くて、かっこ良くなるの。
幼稚園の友達も先生も
英梨也のパパ、かっこいいし
ママは、綺麗だって。」
「そうだな、ママは綺麗だよ。
パパの自慢のお嫁さんだ。」

「うん、僕、パパもママも大好き。」
「ああ、パパも英梨也が
      大好きだよ。」
と、言うと、英梨也は、
ニコニコ笑いながら
「ママ!! パパがね
英梨也が、大好きって。」
「そう、良かったね。
ママも、英梨也が大好きよ。」
英梨也は、うふふっ、と
笑っていた。

梨乃は、英梨也を幼稚園に
連れていき
英志は、会社に出社した。

落ち着いてから、梨乃は、
父と兄、薫ちゃん、幸に
赤ちゃんの報告をして
英志のおばあちゃまにも
報告した。

みんな、すごく喜んでくれて
梨乃は、嬉しかった。
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