愛を探して・・
次の日の朝
梨乃は、俺の着替えとお弁当を
持ってきてくれた。
俺は、着替えて、梨乃の手作りの
お弁当を食べてると
お義兄さん、お義姉さん
幸ちゃん、薫さんが来てくれた。
そこに先生も、見えて話をした。
別室に、山口さん夫婦がみえてると
言われて、梨乃は挨拶に行きます。
と、言った。
俺と梨乃は、挨拶に行くと
梨乃は、びっくりした顔をして
「あっ、この間の?」
「そうだよ。先日は、梨乃は記憶が
なかったからな。」
「そうだね。
先日は、わからないままですみません。
その上、今日は英梨也の為に
ご無理を言いまして、申し訳ありません。
奥様にとっては、より心配でしょうに
なんて、言っていいのか
わからないほどです。」と、梨乃。
「山口さん、今日はありがとうございます。
宜しく、お願いします。」と、英志。
「りのっ、梨乃さんは、記憶が
戻ったのですか?
謝って許されることではありませんが、
貴方を傷つけてしまい、
申し訳ありませんでした。
今日は、償いとは思っていません。
大賀さんのお気持ちに
御応えしたいと思い
妻と話してきました。」
と、彰さん
「記憶は、流れだけは甦りましたが
申し訳ありませんが
山口さんご夫婦のお顔は、
記憶がないんです。」
と、梨乃。
「梨乃さん、私も自分を守るのに
精一杯で、あんなこと言ってしまい
ごめんなさい。」
と、公美さん。
「いいえ、誰でも自分を守りますから。
それに、あれがなければ、
私は、大賀とは
出会ってなかったと思います。
私は、大賀の元で幸せです。
だから、誰も恨んだり、
憎んだりしていません。」
と、梨乃。
すると、先生から、
「時間です。行きましょうか?」
と、言われて
俺達は、英梨也の元に行き
英梨也の手を握り、
「がんばってこい。」
と、言った。
英梨也は、不安そうにしていたが
「パパは、ずっと待ってるから。」
と、言うと
英梨也は、コクンとした。
山口さん夫婦は、準備の為に
別室に行った。