イケメン御曹司に独占されてます
初めてのデートは〝プレゼント用〟で
「えぇっ!? 秀明さんとラブホにお泊り!?」
「しっ……。七海子、声が大きい」
週明けのランチタイム。役員応接に響く七海子の大声を慌ててたしなめると、七海子もしまった、というような顔で慌てて口を塞ぐ。
「それに泊まってない。朝方、ちゃんとタクシーで送ってもらったし」
「だけどふたりきりで過ごしたって事だよね!? それで!? ついに秀明さんと……ってこと!?」
「……って?」
「萌愛ってば〜。ここまできて、しらばっくれるのはナシにしてよ〜」
目をキラキラさせながらじわじわ寄ってくる七海子。思わず後退りをしたけれど、あっという間にソファーの端まで追い詰められる。
「それでぇ〜。秀明さんとは〜。だからぁ、そういう甘い関係になっちゃったのかってことよ! きゃっ♡」
言ってしまった後でなぜか照れて、七海子の方が両手で嬉しそうに顔を覆っている。ここまで言われてさすがに合点がいった私は、耳まで赤くなりながら慌てて言った。
「しっ……。七海子、声が大きい」
週明けのランチタイム。役員応接に響く七海子の大声を慌ててたしなめると、七海子もしまった、というような顔で慌てて口を塞ぐ。
「それに泊まってない。朝方、ちゃんとタクシーで送ってもらったし」
「だけどふたりきりで過ごしたって事だよね!? それで!? ついに秀明さんと……ってこと!?」
「……って?」
「萌愛ってば〜。ここまできて、しらばっくれるのはナシにしてよ〜」
目をキラキラさせながらじわじわ寄ってくる七海子。思わず後退りをしたけれど、あっという間にソファーの端まで追い詰められる。
「それでぇ〜。秀明さんとは〜。だからぁ、そういう甘い関係になっちゃったのかってことよ! きゃっ♡」
言ってしまった後でなぜか照れて、七海子の方が両手で嬉しそうに顔を覆っている。ここまで言われてさすがに合点がいった私は、耳まで赤くなりながら慌てて言った。