Heaven~第ニ章~
「ちょっとお話があるのですが、バイトが終わるまで待って居ても良いでしょうか?」

「え?あっ、うん。後15分ぐらいで終わるから」

「分かりました。じゃあ、駅前のファミレスで待ってます」

「うん」

「では」


深々と頭をさげ健君はお店を出て行った。

急に表れた学の弟。
苗字が違う学の弟。


きっと私を訪ねて来たのは彼なんだろう。
聖林中学の制服を来ていたし。


私って本当……
学のこと何も知らなかった。


知ろうともしなかった。


そっと左肩に触れた。


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