Heaven~第ニ章~
「久辺は?連絡来るのか?」

「来るよ……」

少しウンザリしたように答えると「久辺も大変だな」とゲラゲラ笑う。

大変なのは獅朗じゃなくて私だよ。
毎日、毎日、お店が終わるのを待っていられるこっちの身にもなって欲しい。

「たまには違う人と遊びたい!これじゃ、つまんない」

「久辺に言えば良いだろう」

「無駄、無駄、何十回も何百回も言ってるし、アイツ日本語分からないんじゃないかって思っちゃうよ!」

「なるほどな」

ククッと喉を鳴らして「今日は何時だ?」とラストの時間わー聞いてくる。

「2時」

蓮沼は携帯の画面を見て「12時過ぎか。分かった」と言ってチェックをして帰って行った。


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