Heaven～第ニ章～

｢椿、何飲む？｣

｢ウーロン茶で｣

｢何言ってんだろう。お子ちゃまかよ｣


真澄はククッと笑って｢何時ものと甘めのよろしく｣とバーテンに頼み｢楽しまなくちゃ｣とカウンターに肘をついて見つめてくる。


｢なんか……真澄何時もと違う｣

｢何時もと違うってほど仲良くないと思うけどね｣


そうかもしれないけど、少なくても私の知ってる真澄はそんな嫌みみたいなことは言わない。


｢暇人ばっか｣


ボソッと言ってフロアーを見つめている。


｢お待たせしました｣


バーテンが私と真澄の前にお酒を置いた。