Heaven~第ニ章~
「何だよそれ……」

「朝からうるさいね」


私に言わせれば、朝から何でみんなで此処に居るのよ……
真澄も部屋に入って来た。


「椿居たんだ。おはよう」

「おはよう」

「服のまま寝ちゃったんだ。シワシワじゃん」


真澄が気になるのは私が泊まったことじゃなく、シワシワになった洋服らしい……


「真澄君は驚かないのかよ」

「今さらでしょ。獅朗が逃がさないって言ったんだし」

「そうだけど、」

「捕まっちゃったんだね」


ニッコリ私に微笑む真澄。
獅朗の言葉をどれだけ信じてるのか知らないけど、勝手に話を進めないでよ。


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