店長に恋をした!
「付き合って3日で別れちゃったの?」
「別れたっていうかふられたんだもん。」
コンビニのクリームパンを片手に
自転車を押す私の親友の雨宮さくら。
もう片手にはコーヒー牛乳のパックを持ちながら、器用にハンドルを操作する。
さくらちゃんは
運動神経も良くて、いつも何でも卒なくこなす、いわゆる優等生タイプだ。
勉強はお互いあんまりだったけど‥。
幼稚園からの友達で
背も高くて、
昔から
でこぼこコンビなんて言われてたっけ。
「ってか里田にバカとか言われたくないよね。あいつだって、十分バカじゃん。」
クリームパンを頬張りながら、ぶつぶつ言いながら私の顔を見た。
「ん?」
「塔子がバカなのは付き合う前から分かるじゃんね。」
「も、もう!」
昔からこうだ。
私は
どうやらバカらしい。