明日への一歩〜奇跡はすぐそこに〜
「叶夢ちゃん~お昼だよ~。」


看護師さんがお昼ご飯を持ってきてくれた。


だけど……。



食べる気になれないー……。


ひとりで食べるご飯は何の味もしない。


「病気治んないのかな……」


「死ぬのかな……」




不意に頭の中に出てきた不安が言葉に出た。



そんな時だったー…。



コンコンコンコン


ドアノックの音。

誰だろう……?


ドアの前に立っていたのは木村先生だった…。


主治医の先生ー…。

何を言いに来たのだろうか……。


不安がよぎる。
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