隣の席は君だけ


「じゃあ応援してくれる?
小沼さんのこと凛って呼んでいいかな
私は真希でいいから!」


応援…できるわけない


でも
もう私の気持ちを啓哉に向けても無駄な以上
好きな人の幸せを願うのが1番なのかもしれない



「いいよ、真希」


今、ちゃんと笑えてたかな私



「ありがとう‼︎ 引き止めてごめんね
じゃあまた後で」

そう言って真希は戻っていった





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