隣の席は君だけ



米を黙々と研いでさっさと戻ろうとする凛の腕を掴んだ


「啓哉には関係ないでしょ
放っておいてよ」


そう言って泣きながら言う凛



俺の知らないところで他の誰かに傷つけられてんじゃねーよ


誰を想って泣いてんだよ



俺のこと見ろよ



そう思ったら俺は凛のことを引き寄せてキスしていた





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