隣の席は君だけ



「んで、その元彼は同窓会来んの?」

「たぶん、来ると思う」


「ふーん」



また、ふーん、だ
もうなんかだんだん悲しさより悔しさが勝ってきた



私はバッと啓哉からハガキを奪った



「もう知らないっ」



そう言って私は逃げるように家に戻った



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