隣の席は君だけ


香水の匂いが好きって言ったのに

〝好き〟って言葉に過剰に反応してしまって


顔が真っ赤になった



「あれ、顔赤くね?」

そう言って顔を近づけて見てくる啓哉に耐えられなくて


「だだだ、大丈夫っ!」



咄嗟に距離をとった





うわぁ、こんなんじゃ

好きなの気づかれるの時間の問題じゃんか〜
< 61 / 369 >

この作品をシェア

pagetop