先生に、あげる。





医務室に着くと、もう咲織はいなかった。

僕は大学内をくまなく探す。


どこを探しても、彼女の姿はなかった。


ぼやける視界が邪魔をする。


あたりは段々と暗くなってきた。


走り回ったせいで、身体中、すごい汗だ。
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