先生に、あげる。



何も考えられない、考えたくない頭に、ふと、あの海の見える公園がよぎった。



『何か辛いことがあると、ここにくるんです!』



僕の足は迷うことなく、その公園に向かった。


咲織に会いたい。

ただただそう思った。
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