先生に、あげる。


部屋に医師や看護師が駆けつける。

僕は、咲織の枕元で、ただ呆然としていた。

全身が震えて、汗がビッショリだった。


いつか、いつかはくると、わかってたのに。




すると、咲織が、薄く目を開けた。
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