先生に、あげる。


勤め先は、西東京の方で、住まいもそちらに移した。


多分都心にすんでいたら、嫌でも咲織を思い出してしまうから。


咲織の匂い。

咲織の声。

咲織の笑顔。


ただでさえ、忘れることが出来てないというのに。
< 128 / 149 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop