先生に、あげる。


でも僕は嬉しかった。


二人で、帰りがけに買い物なんていつもと違うから。


「うん。もちろんだよ。行こう。」




いつも通りの日々に、いつもと違う何かを加えてくれるのは、いつも咲織だった。



そう、いつも。
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