先生に、あげる。



あたしはすぐさまベッドからでて、服を着た。


涙で視界が歪んで、震える指はボタンをうまく止めることもままならなかった。



やっとの事でボタンを4つくらいとめて、スカートをはいたあたしは、部屋を飛び出た。



ここが一体どこなのか、わかりもせずただがむしゃらに走った。
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