先生に、あげる。


ボーッとしていると、誰かが背中を叩いた。


ハッと我に帰る。


いつものカフェで、僕は本を読んでいたみたいだ。


「徹さん!
どうしたの?ボーッとしちゃって。」


聞き覚えのある声。


振り返ると、そこにいるのは咲織だった。
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