殺人鬼と私
首都オスカル


 「ミラベルさん。あれが首都ですよ」


 ロムスが指さす先を見ると、天を貫きそうな四角い形をしたものが見えた。ロムスが言ってたビルというものなのだろう。それにしても大きい。


 「大きい…」


 「さぁ、行きましょうか」


 ロムスはいつの間にかメガネをかけていた。


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