殺人鬼と私
首都につくと私はあまりの人の多さに人酔いしてしまった。ロムスが人の少ない裏路地に導いてくれて薬を買いに行ってくれた。申し訳なかったけどほんとに具合が悪かったからその場にしゃがみこんでロムスを待つことにした。
(気持ち悪い……人……多すぎ……)
名もなき街も人は多かった方だけど、皆座ったり寝たりしてたからこんなに道が混むことなんてなかった。
「ミラベルさん。薬ですよ」
「ありがとう……」
ロムスが薬を買って戻って来てくれていた。薬を飲んでしばらくすると気持ち悪いのがなおってきた。
「なおってきた……」
「それはよかった。なら、地下街に行きましょう。なるべく人の少ない道を通りますけど気持ち悪くなったらすぐ言ってくださいね」
そういうとロムスは歩きはじめた。