わたしの居場所

その日、翌朝になっても父の姿が見当たらなかった。
学校も休学していたけれど、そろそろどうするか考えなくてはいけなかった。

「____お母さん」


その言葉はリビングにとけて消えた

朝の日の光が差し込むリビングがやけに広く静かに感じた

(回想シーン)

(母)『まーこーとっ!早くしないと遅刻するわよ!そろそろ起きなさいよ!』

(兄)『おい、はやくしないとまにあわないんじゃねーの?遅刻して先生に怒られても知らねーぞー』

(姉)『まこと!あたしのシュシュどこいったか知らない!?今日放課後デートなんだけど!!!』

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