流れ星に4回目の願いを呟く時。
マサヒロは大学に入学してから一番最初に出来た男子の友達だった。
学科も同じでサークルも同じ。私はあまり覚えていなかったけど、受験した教室も同じだったという偶然が重なり、私たちが仲良くなるのに時間はそうかからなかった。
学科に主席で合格していたマサヒロは、バスケサークルでも直ぐに主力チームのレギュラーになるような少し出来すぎた人間で、空き時間のほとんどは図書館で過ごすという、架空という言葉に争う生きた証明のような、少し大袈裟な存在だった。
私はと言えば、浪人してどうにか大学に入れた凡才で、サークルでは仲良しバスケをする程度。
秤にかければ、あと何個分銅が必要なのか分からないくらい、私には不釣り合いな男子だった。
ただ、私の名誉の為に一言だけ言っておくなら、私はだからと言って、マサヒロに恋い焦がれていた訳では無かった。
学科も同じでサークルも同じ。私はあまり覚えていなかったけど、受験した教室も同じだったという偶然が重なり、私たちが仲良くなるのに時間はそうかからなかった。
学科に主席で合格していたマサヒロは、バスケサークルでも直ぐに主力チームのレギュラーになるような少し出来すぎた人間で、空き時間のほとんどは図書館で過ごすという、架空という言葉に争う生きた証明のような、少し大袈裟な存在だった。
私はと言えば、浪人してどうにか大学に入れた凡才で、サークルでは仲良しバスケをする程度。
秤にかければ、あと何個分銅が必要なのか分からないくらい、私には不釣り合いな男子だった。
ただ、私の名誉の為に一言だけ言っておくなら、私はだからと言って、マサヒロに恋い焦がれていた訳では無かった。