流れ星に4回目の願いを呟く時。

 久しぶり。
 返事が遅れてて
 ごめんなさい。(/_;)
 実は私、
 今友枝に帰って来てるの。
 明後日までは、
 こっちにいるから、
 もしよかったら会わない?


「送信!」


 勇気を出すときが来た。


 力を込めていた手が少し震える。


 これで終わりにしよう。


 
 ピローンとiphoneが音をたてた。


「大丈夫。これで、大丈夫。」


 公園を出て、勢いよく坂を下って行く。


 そこには見慣れた町があって、それは目の覚めたような朝だった。





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