流れ星に4回目の願いを呟く時。
しかし、そんな日々が2か月近く続くと、流石の私も心が折れかけていた。そして、それがピークに達しようとしていた6月後半のある日、私は恋に落ちた。
それは昨夜から雨が降り続ける、静かな朝から始まった。
授業には全く集中出来なかった。毎日、私の何かが汚されて行く。そんな中で、英単語も、化学式も、十七条の憲法も、何も頭に入るわけがなかった。
雨の音さえ、気付くことはなく、カケルの顔も、ちゃんと見れていなかった気がする。
そして、その日の放課後、これまで頑張って来た部活を初めて休んだ。体育館に行こうとしていた昇降口で、信じていたはずの真紀子が、私の靴を下駄箱から持ち去るところを見てしまったからだ。
彼女の後をつけてみると、最悪だった。跡をつけるべきではなかったと、心から後悔した。真紀子は私が大切にしていた靴を、前年の冬から清掃などロクにされていないヘドロだらけの溝に投げ込み、その一部始終を私は見てしまった。
教室に戻った私は、そこから動けなくなってしまった。
それは昨夜から雨が降り続ける、静かな朝から始まった。
授業には全く集中出来なかった。毎日、私の何かが汚されて行く。そんな中で、英単語も、化学式も、十七条の憲法も、何も頭に入るわけがなかった。
雨の音さえ、気付くことはなく、カケルの顔も、ちゃんと見れていなかった気がする。
そして、その日の放課後、これまで頑張って来た部活を初めて休んだ。体育館に行こうとしていた昇降口で、信じていたはずの真紀子が、私の靴を下駄箱から持ち去るところを見てしまったからだ。
彼女の後をつけてみると、最悪だった。跡をつけるべきではなかったと、心から後悔した。真紀子は私が大切にしていた靴を、前年の冬から清掃などロクにされていないヘドロだらけの溝に投げ込み、その一部始終を私は見てしまった。
教室に戻った私は、そこから動けなくなってしまった。