流れ星に4回目の願いを呟く時。
 そこへピンポーンと、チャイムが鳴る。


 ゆっくり眠れたのは良いが、もう10時を回っていたのだ。急いでカーディガンを羽織って、玄関へ向かう。


「はい。」


「ああ、山崎さんですか。速達です。」


 手紙。気付かなかったが、昨夜の内に不在届が来ていたらしい。


 だけど、こんな年末に手紙なんて珍しい。年賀状にしては早過ぎだ。しかも、速達。厚い緑色の封筒。


 誰だろうか。



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