流れ星に4回目の願いを呟く時。
 あの教室で泣いてしまって、カケルと帰った後、別にこれと言って何か進展があったわけではなかった。


 おそらく、誰もがどんな紆余曲折があろうとも、あの後はどうしようもなく2人は恋の道に突き進むと思うことだろう。



 しかし、現実は違う。



 あの後、私もカケルも、逆にお互いの存在に何故か違和感を感じるようになってしまっていた。



< 57 / 210 >

この作品をシェア

pagetop