卒業写真

もう大丈夫だよと
彼は言ってくれ
頭をポンポンと撫でてくれた。

そのときの安心感は
半端なかった。

やっぱり私には
彼しかいないと思った。

今すぐにでも
好きだと告白したい気持ちだったが
自分からは到底、言えなかった。

言葉にしてしまうと
魔法が解けてしまうような
感覚があったから。

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