レボルトサンシャイン
かけ声ともにカルンは走り、キンランは空を飛んで行きました。
「は、早い。カルンとキンランの実利力。」
「あれでも力を半分も出してないよ。」
「あれで半分も出てないんですか?」
「ああ。封印をしている時は、4分の1しかでない。本当の力は影の僕のモンスターん百、ん千のモンスターを一気に倒せる。」
「影の女王と互角に戦えるレベルって事ですか?」
「そこまでは行かないと思うがな。本当の力に戻るのは12時間はかかる。」
「12時間もかかるんですか?」
「長くないか?」
「仕方がないんだ。力を封印する術式が組み込まれていたんだから。」
「じゃあ、なんで、自分の武器を持つと鎖は壊れたんですか?」
「リミッターがあるんだか、事前にこうなる事が分かっていたからギリギリまで力を剣に注ぎ込んでいた。」
「力を剣に注ぎ込んでいたら、剣は放散か、壊れるんじゃないですか?」
「そうでもないさ。」
「どういう事ですか?」
2人に耳打ちで言いました。
「己の歯と神の玉鋼と神木でできるんだ。」
「己の歯って抜けたら、二度と生えないんじゃないですか。」
「俺とカルンとキンランは2度生え変わるんだ。乳歯から大人の歯変わるので一回。大人から大人に変わるのが2回目。俺らは2回目は全部抜けてすぐに生えるから、気持ち悪かったんだよな。」
「それはいつですか?」
「14歳だから4年前だね。全部抜けた歯と神の玉鋼と神木は神の鍛冶屋が作ってくれたんだ。」
「鍛冶屋にお願いしたら、作ってくれますかね?」
「無理無理。神の鍛冶屋は自分が許した人しか入ることも作ることもない方なのよね。」
「マリアたち3人は会えるんですか?」
「まあね。いつまで、隠れてるんだよ。出てこいよ。」
マリアに言われるままに出てきたのは、1人の男性でした。
マリアは懐かしそうに話しかけてきました。
「ユキトル?ユキトルじゃねーか。俺の事を覚えてるか?」
「マリア。マリアじゃないか。なんでここにいるんだ?」
「俺か?俺はカルンとキンランを呼びに来た。」
「2つの影がでたか。」
「ユキトルは今までどこにいたんだ?」
「山賊や、街の悪いやつらに狙われていて、ここまで逃げてきたんだ。助けてくれ。」
「大切な友達として、守るぜ。」
「今はマリアしかいないだろ。どうやって守ってくれるんだ?」
「カルンとキンランが戻って来ると思うが。大丈夫。今は、俺もカルンもキンランも縛る鎖はもう無いから思う存分、力を発揮する事ができるんだ。」
「鎖はもう要らない分思う存分戦えるんだな。俺はマリア達だけサポートするぜ。」
「俺らの専属の鍛冶屋に頼むぜ。住むところは俺らの敷地に来るか?ユキトル自身と神の玉鋼と神木を守れるから、ユキトルにとって申し分ないはずだけど。」
「ああ。あぁ…こんな俺に住む家も神の玉鋼と神木と俺を守ってくれるんですか?」
「ああ。友だろ。守るのは当たり前だ。ほうら。カルンもキンランも帰って来たぜ。」
「木はこれだけあれば充分だろう。」
「食べ物はこれだけあれば充分だろう。」
「「おっ。ユキトル。久しぶりじゃねーか。元気にしていたか?」」
「カルン、キンランお久しぶり…です。」
「カルン、キンラン、耳を貸せ。」
カルンとキンランに耳打ちで全てを話をしました。
「なるほどな。俺らの家に来いよ。ユキトル」
「良いんですか?一緒に暮らして…。」
「当たり前だ。友達が困ってる時は、助けるのは当たり前だろうが。」
「ありがとう。みんな。みんなに力になるよ
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